少子化になった原因は本当にたくさんあります@畑恵

●たくさんある少子化になった原因

ここ数年日本では少子化問題がニュースなどで取り上げられる事が非常に多いですが、そもそも何故少子化になってしまっているのか、またこの現象に歯止めは利かないのかと考える人も少なくないかもしれません。

ですがこの問題というのは非常に深刻で、というのも現在の日本社会の構造上すぐに解決出来るものではないからです。

まず何故昔はこういった問題が起きなかったのかと言えば、昔は結婚すると言えばお見合いが主流でまたある程度の年齢になると男女ともにいわゆる世話焼きおばさんと呼ばれる人がお見合い写真を積極的に持ち込んだりしていましたので、気が付いたら必然的に結婚するという形が出来ていたんですよね。

また昔の日本は今の日本ほど学歴や年収というものが求められておらず、ある程度の生活が出来ていれば誰でも結婚する事が出来る状況でしたのでそもそも結婚に対するハードルが低く、その為に自然と子供が生まれる環境というのが整っていたという訳です。

●結婚というものに対してのハードルが非常に高くなっている

その一方今の日本というのは結婚というものに対してのハードルが非常に高くなっていまして、そもそも男女ともに社会から求められているものの要求が年々高くなって行き、それについていけない若者というのはどうしても社会からドロップアウトしてしまうのでそもそも結婚なんて言っている場合ではないとなる訳です。

昔の日本でしたら少しドロップアウトしても比較的社会に戻りやすい受け皿が作られていたのですが、そもそも求められるものが高くなってしまった今の日本でもう一回やり直すというのは非常に困難で。

一度ドロップアウトしてしまうとまず一日一日を生きる事に精いっぱいといった状況になりますのでこうした場合とても結婚や子供を作るなんて事は考えられないわけです。

また今は無事就職して正社員に就いたとしてもそこがブラック企業という可能性も高く、精神的に追い込まれたりして仕事を辞めざるを得なくなり、やはり社会からドロップアウトしてしまうケースというのも少なくありません。

確実にブラック企業でない会社に入るためにはそれなりの学歴等が必要となってきますので、そうなりますとやはり良い大学を出たという実績などが重要になってきますので、そういった状況を肌で知っている現在の若者が果たして子供を作ろうと考えるかという事なんです。

ちなみに昔の日本でしたら高校まで進学させれば立派という風潮でそこまで子育てにお金がかかるといった事もありませんでしたが、現在では大学か専門学校まで進学させないとどうしても就職の際に子供が会社を選ぶ際の選択肢というのは減りますし、高学歴であればあるほど重宝されますので逆に高学歴でない子供というのは社会に出ても苦労する可能性というのは高いです。 「畑 恵」より引用

●親は大学卒業までサポートしないといけないという状況が生まれる事

こうしたところから親は大学卒業までサポートしないといけないという状況が生まれる事から一人当たりにかかるお金というのは非常に高額になってしまい、昔のように何人も子供を作るというのは一部のお金持ち以外ではまず難しい事になりますので結果的に出生率が下がり少子化が続いて行ってるという訳です。

また今は共働きが当たり前でそうでないと生活できないという人も多く、仮に結婚しても子供を育てる時間がないというパターンも少なくありません。

この場合託児施設を利用すれば良いのですが問題はその託児施設の空きが少ないといった事が多く、中々希望通りに子供を託児施設に預ける事が出来ませんので結果的にどちらかが仕事を辞めざるを得ない状況となってしまい、結果的に貧困になりながら子供を育てるといった事になります。

こういった状況であるにもかかわらず中々少子化対策というのは進まず、そういった事よりも最近では移民を日本に入れようといった動きも広がってきています。

日本は今までほとんど日本人だけでしたがこれからは外国人を日常で見る光景というのも今までに比べて増える可能性がありますし、一部の地域では現に外国人が増え始めています。

もちろんこれが良いか悪いかというのはまだわからないところですが、一つ言えるのはこうした流れになったのは少子化により働き手不足が深刻化してきている事から移民に頼らざるを得ない状況が出来てしまい、このままだと日本人自体が少なくなってしまう可能性もあるという事なんです。

●結婚して子供を育ててと言った従来の価値観自体が崩壊し始めている

ただしこうした流れというのを解消するのはそう簡単な事ではなく、現在の日本やその他の世界では生き方の多様性も認める方向に進んでいまして、そもそも結婚して子供を育ててと言った従来の価値観自体が崩壊し始めている訳です。

昔みたいに恋愛結婚を少なくしてお見合い結婚を主流にしようといった流れに持って行くのは現実的に難しい事ですし、その他昔の良い所をそのまま現代の日本に当てはめようとするのは難しいですので、今少子化を解決しようと考えるのでしたら子供が生まれた家庭に対しての手厚い保護などが必要なのではという話は出てきていますが、中々前に進まないのが現状です。